摂食障害の克服に必要な4つのこと
- リンチユキ
- 2024年10月2日
- 読了時間: 7分
更新日:3月25日
#摂食障害克服
#摂食障害の治し方
摂食障害の克服はマインドが99%!必要なマインドを4つにまとめてみました。

摂食障害を治したくて
いろいろ試したけれど…
心理カウンセリング、
心理療法セラピー
自助グループ、代替療法
栄養療法、高額なサプリメント
心療内科、抗うつ剤
そして占い、スピリチュアル…
これがいい!という
情報に飛びついてみるけど
まったく治らない!
良くなったけど再発…
実は私自身の経験
私はご経験のある方も
いらっしゃるのではないでしょうか?
克服に向かう方と
そうでない方の違い
それは考え方、マインドセット
以下の4つの要素
アカウンタビリティ
ゆるし
感じる
信じる
この4つがそろってくると
摂食障害は自然に消えていきます。
1 アカウンタビリティ

アカウンタビリティとは?
「責任能力」と訳すと重たいですが
ここでは意識の状態を指す
言葉として使っています。
アカウンタビリティの反対は
被害者意識で生きること
つまり
人生の責任は自分にある
自主性をもって
積極的に生きる力。
人生を作っているのは自分
だと分かると
誰か、何かのせいにしていることが
愚かなことだと分かります
親のせいで
私の人生がこうなった
友人、学校、会社
住んでいる地域、国
など
私たちは
誰か環境のせいにして
起きている問題
現実から目をそむけてしまう
傾向にあります
問題や課題が
大きければ大きいほど
責任は自分にはないと
原因や犯人探しをしたくなります。
私自身も
摂食障害になったとき
本やネットの
情報をあつめ知識を入れて
セラピー、カウンセリングを
受けて
摂食障害になった
原因は〇〇です
みたいなことを
言ってもらって
安心したりしていました。
原因論や結果論
心理学用語、診断名には
詳しくなるけれど
摂食障害が治ることは
ありませんでした。
それは「〇〇のせい」に
して
自分で何かを変えるとか
あきらめ
どうせ〇〇だから…と
自ら変わるチャンスを
潰してきたから。
カウンセリングを受けたけど
摂食障害が治らなかった
病院に行っても薬が出されるだけ、
薬では摂食障害は治せない
医者にかかっても
摂食障害が治らなかった
私の摂食障害治は何をしても
治らなかった、今さら…
摂食障害の原因は発達障害…?
もしかしたら
自分もそうなのかもしれない
私も苦しかったときは
こんなことを考えたり
言ったりしていました。
このように誰かや
何かのせいにしても何も変わらない
誰かは
「大変だね」「無理しないでね」
「頑張らなくていいよ」など
言ってくれるかもしれない
でも
その人が代わりに
私の人生を生きることはできない
私の人生は私しか
生きられない
だったら
自分が生きたいように
生きたらいい
誰かに気を使ったり
遠慮して生きるのは
そんなの
欲しい人生/現実ではない
自分の人生を生きる
現実をつくっていこうと思ったのでした。
アカウンタビリティで
大切なのは
・悲劇のヒロインをやめて
自分が主人公になること
・比較をやめて
自分らしく生きること
まずはこの2つ
覚悟を決めましょう
2 ゆるし

「ゆるせない」という
感情は「比較」から生まれます
善悪二元論で生きていると
常に「比較」してしまいます
私を傷付けたあの人がゆるせない
これは相手のしたことが
「悪」だと思っているから
もしかしたら
相手に悪気は
なかったかもしれない
自分はだめだ
自分なんて大したことない
自己卑下も
他人と比較して
自分がゆるせないから
私は過食嘔吐が
なかなかやめられず
親も治療に協力してくれ
信頼できる
カウンセラー、治療家さんに恵まれて
何一つ不満がないはず…
なのに
治らない時期があり
自分を責めて
苦しみました。
その時「ゆるし」という
本を見つけ
ゆるしは癒し
みたいなことが
書かれていたのを読んで
涙が止まらなくなり
ゆるせないのは
親でもないし
誰でもない
わたしは自分がゆるせない
摂食障害になって
こんなにみじめな
みっともない
自分がゆるせないんだ…と
そこから
自分の感情を見つめ
何がゆるせないのか
掘り起こしていきました。
すると奇跡のように
心が軽くなって
あれ?
私はなぜ苦しんでいたの?
あの苦しみは
自分がゆるせなくて
自らつくりだした
自作自演だった
と気が付いたのです。
そうなると
過食嘔吐があってもなくても
自分をゆるせるようになり
気が付いたら
過食嘔吐しない日が
増えていきました
自分をゆるすと
こんな風に変われるなんて
夢にも思いませんでした。
3 感じる

摂食障害に
とらわれている状態の時は
食べるとき
カロリー計算したり
栄養成分表を見て
体にいい、悪いとか
「思考」
頭で食べています。
「おいしいから」とか
「元気が出てくる」
とかではない
日本では
夏の暑い時期
「土用丑の日」に
夏バテ防止に
うなぎを食べる
という習慣があります。
しかし、
美味しいウナギは
脂がのっていて
カロリーが高い
昔の人は感覚的に
カロリーが高いもの=栄養価が高い
→元気が出る
みたいに
分かっていたのかもしれません。
でも、昔の日本人
欧米人から比べたら
体が小さくやせている
ダイエットしなくても
動物性食品を
食べなくても
スリムで健康でした
それは、情報がない分
「感覚」で食べていたから
五感:味覚、触覚、視覚、聴覚、嗅覚
これらをフルに使って
「感じる」ことを中心に
生活をしていました。
〇〇は体に良くない
とか
ダイエットするなら
これは食べちゃダメとか
現代人は情報に
振り回されて「感じる」ことをやめ
目で読んだこと
聞いたことだけを頼りに
これが正しいと信じていくので
思考では分かっても
感覚的に
「何を食べたらいいかわからない」
となっていきます
これが厳しい
ダイエットルールを死守する
”オルトレキシア”と呼ばれる
摂食障害の一つにもなっています。
オルトレキシアでも
拒食症、過食症、過食嘔吐でも
「感じる」ことから
始めるトレーニングが必要です。
美味しい、楽しい、気分がいい
うれしい、幸せなど
食べることだけでなく
生活の中で感じていくのです。
「今、自分は何を感じているのか?」
に、気付けるようになると
満腹感と
満足感の違い
怠けることと
休むことの違い
などが感覚的にわかり
過食衝動や強迫行動、
過度の運動、下剤の多量摂取など
自然とバランスが取れるよう
になっていきます。
4信じる

人が信じられない
自分が信じられない
信じられるのは数字
体重やカロリー
数字として
目に見えるものは正しく
見えないものは
正しくない
と思っている人が
世の中の大半かもしれません。
見えないものというと
オカルトだとかスピリチュアル
宗教だとか怪しいと
敬遠する人もいますが
実は、この世は
見えないものが大半で
見えている
知覚できることは
意外と少なくて
見える世界も
見えない世界が
あってこそなのです。
宇宙はあるけど
地球にいたら見えない
自然の力も見えないけど
常に私たちに何らかの
影響を与えています
その宇宙の法則、
自然の法則の中で
私たちは生活しています。
たくさん食べると
胃が膨れてお腹が出ます
これは、自然なこと
そこに逆らって
食べたいけど食べない
過食したら吐けばいい
食べたいもの食べて
飲み込む前に吐き出す
すっごく不自然だから
「病気」ってなって
”障害”扱いされる
でも、
これが自然な人からしたら
取り除きたくはないですよね?
だけど
世間体があるから
治さなきゃって思う
でも、治そうって思っても治らない
なぜかというと
自然に逆らっているから
自分にとって
自然な状態に逆らわなくなると
過食嘔吐ばかりしていると
しんどいな~とか
食べないでいたら
死んでしまうな~とか
自分の自然に備わった
感覚が元に戻してくれる
そいった自分の中にある
見えない力を信じたり
見えない流れの中で
生きているのであって
自分は生かされているんだとか
そんなことが分かってくると
自分の人生の流れが見えてきて
自然と摂食障害は消えていきます。
5まとめ
①摂食障害の克服に必要な4つのことは
アカウンタビリティ、ゆるし、感じる、信じる
②アカウンタビリティとは、
周りや誰かのせいにするではなく
自分で自分の
人生に自主性をもって
積極的に生きていく
意識状態、能力のこと
③誰かをゆるそうとかよりも
自分をゆるすことが一番の早道
④毎日の生活の中で「感じる」ことを中心にして
情報収集で偏った思考で食と向き合うのはやめる
⑤見えない自然の流れ、法則に逆らわないこと
見えない力を信じると味方してくれますよ。
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