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【摂食障害】まとめ:どんな病気?治療法は?

更新日:7月26日

摂食障害の初期症状と対策

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摂食障害は、

単にダイエットをし過ぎた結果ではありません。

それは食事の摂取に関する深刻な心の問題であり、


過度なダイエットが引き金となることもありますが、

それだけが原因ではないことが多いです。


摂食障害には様々なタイプがあり、

それぞれ異なる原因と治療が必要です。


1. 摂食障害とは?


摂食障害とは、生きづらさが

「食べること」を中心に現れた

心の病気です。


そして、

体型、体重に対する

強いこだわり

執着も見られる。


大きく分けると

・拒食症

・過食嘔吐

・過食症

・その他(上記の3つに当てはまらないもの)



2. 初期症状



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筆者は、20歳の時に

自分が摂食障害であることを

自覚しました。


おそらく初期症状は

数年前からあったと思います。


気が付いたときは

やめたくてもやめられない状態に…


初期症状のうちは

治療を開始することで

回復が早いですが


3年以上の

慢性状態になると


依存をつくりだし

抜け出すのは

難しくなってきます。


  • おもな身体的症状:

    • 急激な体重減少/増加

    • 食事を避ける、または過食する

    • 生理不順や停止(女性の場合)

    • 疲れやすさや体力の低下

    • 胃もたれ、胸やけなど胃腸の問題


    • 髪の毛が抜ける

    • 体毛が増える

    • 温度変化への不耐

    • 唾液腺の腫れ

    • 虫歯、口臭、唇の乾燥、荒れ

    • 手の甲の吐きだこ

    • 低血糖症状(頭がぼーっとする)

    • 低カリウム血症

      (不整脈、動悸、息切れがする)



    おもな心理的症状:

    • 食べ物のことが頭から離れない

    • 食べ歩き番組や大食いの動画を見る

    • ダイエット情報が頭から離れず

      特定の食品が食べられない

    • カロリー計算がやめられない

    • 体重でその日の気分、行動が変わる

    • 自分が嫌い、汚いとさえ感じる

    • 自分にはやせてること以外

      何も取り柄がないからやせていたい

    • 自分には価値がないと本気で思う

    • 食べ物、お金、人など

      なくなることへの不安が異常に強い

    • 他人は太っていてもいいが自分はゆるせない

    • 友達、家族と食事が絡む外出は避ける

    • 社交的な場へ行くことは極力さけたい

    • 食べ物を目の前にすると

      コントロールがきかなくなるから

      誰かと一緒の時は食べない

    • 週末や休みの前の日は気が緩んで

      過食をしてしまう



3. 摂食障害の原因



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  • 心理的な要因


「生きづらさ」を抱えており

常に緊張状態で


生きること自体が

ストレスになっている


子ども時代に受けた心理的トラウマ

(虐待、いじめ、からかいなど)


身体的虐待によって

著しく低い自己価値観を

持ってしまい


心理的なダメージが

深く浸透しているため


本人も気が付いていないレベルで

摂食障害という症状が

ひき起こされている


いじめ、からかい


やせている=かわいい

やせている=モテる


という

間違った社会通念から

作り出された


集合意識の反映で

今でも子どもも

オトナも当たり前のように


体型や見た目で

人を判断し、差別している


受けた本人は

心理的なトラウマとなり


心の重荷として

背負っていくことになる。


瘦せることで

この心の重荷をおろそうとして


気が付くと

摂食障害になっていた


という事が多い



 →性的な虐待、レイプの場合

 本人が墓場まで持っていく覚悟で

 隠していることが多い

 

 もしくは

 記憶が消えていて

 突然、大人になって

 思い出すこともある


 過食症、過食嘔吐で

 出てくる場合が多く

 

このケースは奥が深いため

 慎重に対応していく必要がある



家族の問題を背負っている


→アルコール依存、DV暴力など

→機能不全家庭

→過保護過干渉な親


現代では

機能不全家庭や

過保護過干渉といった


一見、普通のご家庭


むしろ

しっかりとした

常識的なご両親をもつ

人が摂食障害を抱えていたりします。


  • 性格、気質的な要因

    性格は生育環境で形成され

    思い込みでつくられていることが多い


    親から受け継いだ気質は

    無意識にあるため気づきにくい


・「こうあるべき」「~ねばならない」が口ぐせで自分に厳しい

・Noと言えず、断れないで我慢してしまう。

・他人の目が気になってしまう繊細さん

・他人の気持ちに敏感だが、自分の気持ちには鈍感

・ストレスを感じやすく内に秘めてしまう

・頑張り屋の気質が頑固さになる



  • 社会的なプレッシャー


「やせる」ための

ダイエット情報

サプリメント販売CM


ダイエットに関心がない

子どもでも

目にすることができます。


やせていること

=良いこと、賞賛される


というイメージが

無意識に埋め込まれるため


逆に、太っている

=悪いこと、バカにされる


と思い込んでしまう。


ソーシャルメディアで

社会現象のように


「やせ」を崇拝する

コミュニティや


「やせること」が推奨される

動画、画像が蔓延している。


”やせてなければ生きている意味がない”


”デブは存在価値がない”


とさえ思える

メディアからのメッセージ、

情報にさらされている


また、スマートフォンの

普及で


写真を撮ることが

多くなり


いつでも見られているような

状況にさらされてる。


さらに、

日本は同調圧力が強く


他と違っていることは

個性ではなく


「悪」のように

扱われることが多い。


あらゆる

社会的な圧力によって


自己イメージが

揺らいでしまい


摂食障害へ

繋がってしまうのです。


  • その他の環境要因


・生まれつき自閉傾向がある場合

・ホルモンバランスの崩れ

・甲状腺の異常

・薬物療法、薬物使用

など


摂食障害を

発症することもある


4.摂食障害かな?と思ったら?




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早期発見と専門家への相談


摂食障害は放っておくと

長引く病気です。


早期に治療を開始することで

長引くことを防げます。


本人は治療を嫌がります。


親御さんや

周りの方が専門家へ

相談することで


大切な命を

救うことができます。


筆者の場合。

1990年代当時は過食症が

知られておらず


誰に助けを

求めたらいいのか

分からない状況でした。


放置をして、10年近くたち

「摂食障害専門カウンセラー」

の存在を知りました。


そのころ

心療内科ができて

精神科へ行きやすくなり


そこへ

助けを求めましたが


「あなたがなぜ、たくさん食べて

吐いてしまうのか分からない」


と精神科医に言われ

ショックを受けました。


薬物療法の副作用で

苦しみ、


医者にさじを投げられ

絶望的な気持ちでした


この経験から

オンラインで


いつでもどこからでも

気軽に相談できる場を

作りました。


精神科医でも

心理の専門家でも


摂食障害について

知らな人が多い


「摂食障害専門」

カウンセラー

セラピストに


相談するというのも

大切なことだと思います。



家族、友人のサポート


専門家は常に一緒にいることはできません


身近な方の理解とサポートが

摂食障害からの回復には必須です。


そこで

摂食障害サポートネットでは


カウンセラーの

チームが連携をとり


親御さんのサポートにも

力を入れています。


なぜかというと…


極度の低体重で

動けなくなれば


母親(もしくはパートナー)

が面倒を見ることに

なります。


本人は少しでも

体重を増やすのは

嫌がりますから


入院治療しても

家に帰ってきたら

さらにやせてしまったり


食べる、食べないで

地獄のような

毎日になります。


それでも

本人はやせていたいので

摂食障害を続けます


大好きな人を

傷つけたくないけど

やめられないのです。


ただ見守る

受け入れるなど


命の危険があるだけに

非常に心理的に

負担が大きいのです。


また、

過食症であっても

本人は助けてほしいと

思っているが


自分で何とかするクセが

幼いころからあるために


言い出すことができず

苦しんでいることが

多いのです。


実は、

この隠している状態が続くと


うつになったり

自傷行為が始まり


さらには…

自ら命を絶つことも


早くに周りの方が気づいて


専門家の助けを

求めていくことが


大切な命を助けることに

つながるのです。


そのため、

私たちは、Zoomを使い

どこからでも相談できる


摂食障害専門の

オンラインカウンセリングを

提供しています。



ストレスマネジメント


ストレス管理は

摂食障害カウンセリングを

している中で

中核となってきます。



ストレスは

避けられないものですが


感じ方を変えていき

「心のしなやかさ」を

養うことで


ストレスを

上手く流せるようになります。


できることとして


・カウンセリングでアウトプットする


・セラピーで潜在意識を見ていき

「思い込み」を手放してく


・ジャーナリング(感情日記をつける)


・過去に楽しんでいたこと趣味としてもう一度やってみる


・運動をやせるためでなく「楽しむ」

 「気分転換」を目的にする


・リラクゼーション法を取り入れる

 例:マッサージ、呼吸法、ヨガ



5. 専門的な治療法




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カウンセリング

  • 認知行動療法

  • 家族療法

  • 対人関係療法


体の治療

内科的な治療

栄養療法


医療によるもの

  • 入院治療


著しい体重減少や嘔吐などにより

命の危険がある場合に

入院治療を必要とします。


しかし、

強制的な栄養補給を

行うために


「体重が増える」ことが

受け入れられないうちは


逆効果になることも。


当事者によると

自宅に帰ってやせ行動を

思いっきりやることを目的に

一時的に体重を増やして

退院をする


退院後は反動で

入院前よりやせて重症化し


再度入院することを

拒絶し、


そのまま自宅で

死に至ったケースもあるので

入院は慎重に

考えたいところです。


主治医とよく相談を

されることをお勧めします。


  • 薬物療法

基本的には根本解決ではなく

対症療法として


摂食障害の苦痛を

和らげるために使われます。


あまりにもうつがひどい

攻撃性が強いなど

摂食障害の治療を妨げてしまう場合があるからです。


一時的な緩和治療として

使うことが多く


長期常用しても

依存を作り出してしまい


かえって根本解決の

妨げになることもあります。


主治医と話して

症状の緩和であるということ


摂食障害の治癒は

望めないことを

理解して上手に使いましょう。


摂食障害サポートネットの

オンラインカウンセリングでは


摂食障害を治す、消す

というよりも


クライアントさん

ご本人そのもの


人生に寄り添う

「クライエント中心療法」を

中核にしています。


私たちは

生まれながらにして

「自然治癒力」という


自分で治っていく力

より良くなっていく


素晴らしい生命力を

持っているのです。


その命のエネルギーを

発動させていくことが


カラダの病気でも

心の病気であっても


治療において

大切なことだからです。



6. まとめ




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摂食障害は早期に治療を開始することで

回復も早いです。


長期化しているケースは

専門的な治療を受けることなく

放置してしまった場合に多いです。


仮に治療を受けて

一時的によくなっても

再発することが多いのが


摂食障害の

厄介なところでもあります。


摂食障害サポートネットでは

専門家チームが連携して


「摂食障害を問題行動だからやめさせる」

のではなく


そこに至るまでの人生や

クライアントさんの考え方

生き方に寄り添う形で


「摂食障害が要らなくなる」

サポートを


オンラインカウンセリングで

提供しています。


少しでも気になることがあれば

お気軽にご相談


お問い合わせください。


摂食障害サポートネットでは摂食障害治療専門チームが相談にのっています

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TEL: 06-6180-5453

受付:10:00~18:00

​(土日祝除く)

親サポート本部

〒536-0006大阪府大阪市城東区野江1丁目7-24

一般社団法人マザーアース

​心理部門 代表カウンセラー

 今村心音

摂食症当事者サポート本部

(オンライン

Alchemy Healing

Holistic Therapies

​Australia

摂食症専門セラピスト

リンチユキ

yukialchemyhealing@gmail.com

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